「金色の砂漠」その他配役の感想です。①主要人物の感想はこちらです↓
感想
ビルマーヤ(桜咲彩香)
きれいなピンクの衣装で、優しい姫の雰囲気です。表情も姉タルハーミネと違い柔らかく素直です。タルハーミネと母が違うのかも??
べーちゃんは奴隷を愛してしまっても、それを隠すことなく、一人の人間としてジャーを見ているので、女性らしく素敵でした。こんな物わかりのいい王女もいないと思います。
姉と対照的でわかりやすいです。そして、恋する女性を切なく、強く演じました。
テオドロス(柚香光)
見た目が高貴で王子そのもの!オーラがありますね、華やか。
れいちゃん、最近めきめき頭角を現し、今は押しも押されぬ3番手になりました。フィナーレでハッキリ差をつけました。
欲を言えば、歌に深みがでるといいかな…地声が高いので、低めに歌うとか。滑舌は良いのでセリフははっきりしています。
ジャハンギール王(鳳月杏)
ちなつさん。濃い役続きます。そしてお似合いです。渋いな~。
かつての侵略者の勢いや豪胆さを感じました。見た目も強そうに工夫されてました!こういう渋い役を組子で演じられる生徒さん、貴重です!激しくて強い役のちなっちゃん好き!!
アムネリア王妃(仙名彩世)
役柄上ゆきちゃん全然笑顔がない!声がマリア公爵夫人以上に低かった!
暗い過去を背負った王妃でした。。子供たちを守るために敵の妻になった憎しみを背負ってます。その恨みや辛さを笑顔を見せないことで表現しているようでした。
フィナーレのロケットではセンターで華を添え、たっぷりの笑顔を見せてくれました。
ピピ(英真なおき)
王妃付の奴隷、悲しき奴隷です。ジャーやギイを面倒見て優しく諭します。王妃のことは何でも知っていて、こっそりギイ達を守るよう言われているのかもしれません。
じゅんこさんは、ロミオ&ジュリエットの神父様のようで、静かにゆっくり噛み含めるよう話します。このあたりの演技は生徒を見守る、さすが専科さんです。
シャラデハ(音くり寿)
タルハーミネがとても気が強く、王族の誇り高い。ビルマーヤは柔軟で優しい。3女のシャラデハはタルハーミネに近いです。気も強く、辱められるなら死を選ぶタイプです。
しかし専用奴隷プリーとは悪友みたいな感じです。そこに恋は生まれていないと思います。ちょっと個性が出ずらい役です。
ラクメ(花野 じゅりあ )
じゅりあさんは、賊系が似合いますね~。以前ショー「CONGA!」で海賊の女(宝石かな?)を演じたのも、賊似合う~!と思いました。カッコよさと色っぽさが存在してます。貴重な娘役さんです。
プリー(瀬戸 かずや )
ギイやジャーのように主人に恋してないので、単純に奴隷から抜け出したいと願っているようでした。明るいキャラクターです。
あきらさん、地髪、全体パーマが素敵でした。やっぱりあきらさん贔屓です!!
ゴラーズ(天真 みちる )
思い話の中で清涼剤です。こういう役がいるとホッとします。奴隷にも人間として接する珍しい有力者です。テオドロスのように隣国王子ではなく、有力貴族だと思います。たそさん、良い役者になってきました。
まとめ
オリジナル作品っていいですね。生徒への宛書というか、とてもしっくりきているように感じます。
ギイとタルハーミネは激しく愛し合っていながら、同じくらい憎み合っています。それで最後は二人でいることを望んでいる。最後に愛が勝ったようで、後味は悪くないです。
みりお&かのコンビは終わりますが、退団公演にふさわしく豪華ではないでしょうか。