師走の慌ただしい中、『Goethe!』東京公演は取れなかったので、梅田公演配信を観劇させて
いただきました。ゲーテは晩年のおじいさんのイメージしかなかったので、こちらのポスター
とても気に入っておりました。
そして、東京国際フォーラム初日にマルティン・リングナウ氏（作曲家）が観劇
なさったのですよね。音楽が素晴らしかった！！胸を締めつけ、酔わす。ゲーテの苦しみを
少しわかったような気がします。花組の皆さん、
全編歌で綴っているのが大変だと思いますが、うまい！！日本初演がこのレベルは高い。
感想
ゲーテ 永久輝 せあ
こんなに素敵なゲーテはモテモテなのでは･･･ほとんど出ずっぱりで、歌も歌いっぱなし。
だけど、全ての歌において感情が乗っていて、切なく苦しく、喜びも感じ･･･
ゲーテの悩みが痛いほど伝わる。芝居をしながら歌のクオリティも凄い。
永久輝さんのゲーテ、みずみずしくて素敵でした！
ラストが良かった！愛は生きている。
シャルロッテ 星空 美咲
髪型が可愛い。おでこを上げて後れ毛があるのが可愛い。美咲さんの歌が今まで以上に
上手くなっています。シャルロッテは感情をハッキリ出す女性で、その辺りが歌に
思いっきり乗ってよかった。ハッキリしてる割に家族思いだから苦しい。
ヴィルヘルム 聖乃 あすか
ひょっとしたらゲーテよりも繊細で自分の居場所をこれ以上見つけられなかったのかも。
衣装は全体的に地味目でしたが、メイクが聖乃さんらしい愛らしいもの。
後半の出番が少なめですが、ゲーテにとって印象的な友。
アルベルト 侑輝 大弥
三角関係のうち三人は必要ない、３人目の人。でもアルベルトは誰もが認めるエリートだし、
何もなかったらまず、アルベルトを選びます。ルックスもいいしね。
侑輝さんも歌をこんなに聴けるのは初めて。うまかったです。
マルガレーテ 美空 真瑠
特筆すべきは美空さん。一瞬、真彩希帆さん似です。娘役似合ってます。
しかも人妻の背徳感がよく出ていた。アンナカレーニナも似合うかも。
高音の歌声も響いてすごかったです。
メフィストフェレス 夏希 真斗
特筆すべきもう一人、夏希さん。メイクや衣装も特殊ですが、悪魔というより
女性の化身のような。身長もあり迫力があります。メフィストは場所は風俗店のようでもあり、もしくは、ゲーテの心の中にいるのか。
ハインリッヒ・アダム・ブッフ 峰果 とわ
ロッテの父である峰果さんの歌にグッときます。娘を思う父、恋と愛は別のような話をし
諭します。曲が涙です。
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