千秋楽が無事に終わりました。
月城さんも、あっという間に終わったと思われたのでは。
光月組長の終演のご挨拶に、思い通りに公演できない日々はもどかしく
滲ませて、組長としてまとめるにも苦しい胸の内を察しました。
短くも千秋楽は燃えたと思います。
ギャツビーの恋は燃えた。
死ぬほど愛するってこういうことかな、と少しゾクッとします。
恋をしてない人から見れば、最後は優秀な弁護士を雇うか、
警察の大物に最小化してもらうか、冷静に生き延びる方法を探って時を見計らって
外国で一緒になるとか、、、
感想
ジェイ・ギャツビー 月城 かなと
得ることのできない愛に苦しむギャツビー。
月城さんのギャツビー、苦しくも自分の気持ちに素直で表情が素敵。
屋敷でシャツを投げるように、たくさん見せびらかす姿は成功した証。
お金を稼ぐ手段が裏社会だったとしても、動機は純ですね。
この時代、上流社会は生まれや特権階級で決まっていたようだから。
デイジー 海乃 美月
誰かのために胸がいっぱいってこんな気持ちなのかな。
舞台っていいな、こんな気持ち全然現実にないや、
と少々寂しいことまで考えてしまう、海乃さんの迫真の演技。
ギャツビーが満たした時間の終わりが寂しそうでした。
女の子はバカな方がいい、っていうのはデイジーclassの女性は言えますが、
そのくらい恋の悩みは深いということでしょう。
トム 鳳月 杏
ルックスと物腰が素敵過ぎて、悪い人には見えなかった。
色男でお金持ちだから浮気するのは仕方ないくらいに見えました。
デイジーと性格の不一致だったのでしょうか。
デイジーが寄り添えばうまく行きそうに見えました。
ニック 風間 柚乃
デイジーと、ハトコなのに生活環境の上流意識は薄れている感じ。
複雑かつドラマティックな二人を繋いで、ストーリーテラーであり、
物語がわかりやすいです。デイジー一族は女性が強くて男性が奥手な印象?!
風間さんの等身大が、ニックの温かさと重なります。
ジョーダン 彩 みちる
私は一番共感できる女性。仕事を持ち、自立し男性に頼り切らない。
アメリカ禁酒法時代、当時こんな女性の方が少なかったと思います。
黒髪ショートで意思も強く見え、
仕事で離れるからニックとは一旦関係が終わり、自分の意見をハッキリ言って、
かっこいい!
開拓心ある美しい女性でジョーダン憧れます。
マートル 天紫 珠李
いかにも愛人を、ねちっこい演技でうまかったです。
愛人も色んな種類がいて、ねちっこい系と、潔く心で想い続ける系。
マートルは、自宅電話はかける、パーティに押しかける、
夫の前で騒ぎを起こすこじらせ系。遊びと思う男はたまりません。
墓場までこの気持ちを持っていく、、、なんてマートルはできないでしょうね。
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