私が観劇した回では、「MOMENT」メンバー礼真琴さん、音咲いつきさん、渚 りょうさん、遥斗 勇帆さん、二條 華さんがご観劇。
開演5分前に金髪でマスク姿のジェンヌさん達がいらしたと思ったら…
前日ディナーショーが終わり、ACTシアターで「ドクトル・ジバゴ」ご観劇。
いい流れですね♪
同期のご活躍を見守っておいででした。
さて、感想は、「ドクトル・ジバゴ」とてもよかったです!!
セットも寒々しい空とモスクワの高級邸宅街、走る列車、森の向こうの雪原など、セットも素晴らしかったです。
感想
ユーリ 轟 悠
終演後のインタビューで「一番実際の男性に近い役」とおっしゃったように、欠けているものがない良妻がいながらも美人で薄幸な女性を助けたい、癒したいというような感情があるのかもしれません。
贅沢な話です。
幼年期の恩、今までの恩を仇で返すなんて…
幼馴染を女性として見るのは難しい。でも、貴族としての責任や恩は男で有る前に人間として返すべき。
しかも戦争、革命中ですよね。どうして混沌な時期に命がけで不倫してしまうのだろう…
女性としては、ここは納得できないですよね。
轟さんは、声がかすれていました。
この作品は革命や略奪もあり、声を張り上げますから、千秋楽までどうぞお大事になさっていただきたいです。
ラーラ 有沙 瞳
ポスターから想像できないほど、一途で清楚な印象でした。
ただし、女性客には受けないヒロインかもしれません。
綺麗で薄幸だから男性は手を差し伸べたいかもしれないけど、こういう女性は天然の隙があるのだと思います。
その隙を演じるのが、くらっちはうまいと感じました。
美人に「ずっと一人だった…」なんて言われたら上げ膳食わない男はいないと思います!
そういうのをサラッと言ってしまう隙。
ラーラは、暗いですよね。
コマロフスキーに襲われてから被害者意識がありますが、それも確認不足で遭遇したと思うのです。そこもスッキリ利用すればと思いました。
パーシャをずっと待っていて、そこは素晴らしいと思いますが、出てった男はスッキリ忘れて生きればいいのにと思いました。
コマロフスキー 天寿 光希
このお役で天寿さんの新しい面を発見!
天寿さんだからこそ、悪役も、悪人には見えずくせ者に見えました!
天寿さん結構声量がありますね。そして、時代を生き抜いていくしたたかさを感じました。
ちょっとぞっとするくらい男性に見えました。
パーシャ(ストレリニコフ) 瀬央 ゆりあ
瀬央さん、こんなに怒鳴るように歌って喉大丈夫でしょうか?
ラーラを愛しているのに、たぶん美人過ぎるから猜疑心がぬぐえず、その恐怖を粛清に向かわせた。
ストレリニコフと同一人物だけど、最後は虚無感を埋めるために革命家になっていったような演出でした。
瀬央さんにとっても、明るさを封印する難しいお役だったのではないでしょうか。
アレクサンドル 輝咲 玲央
大好きなレオさんが轟さんの義父役!でも、老け役も素敵なんですよね~。
革命家たちにふみにじられても貴族の誇りを保つ。
娘を第一に考えて、ユーリも息子として大事。戦地へ送る覚悟もなみなみならぬ。
こういう演技ができる役者になったのですねー。本当に渋いレオさんのファンです。
トーニャ 小桜 ほのか
この作品では一番好感もてる人物です。
ほのかちゃん、しっかり者の良妻を情感豊かに演じています。
ユーリの従妹であり、幼い頃から優しく労り慈しんできて、夫になってからも大きく支えます。
こんないい妻いない!!というくらいできていますね。
こんな可愛いお嬢さんを傷つけるなんて、ユーリもラーラも許せない!!というのが大半ではないでしょうか。
私も、トーニャだけは幸せになってほしい!と思いました。
この作品はWヒロインなくらい、トーニャもユーリを取り巻く女性という意味ではヒロインで
オーリャ 紫 りら
りらさんのすごく冷たくて新しい面を発見!上級生になってきて新しい挑戦ですね。
ミーシャ 天華えま
優しく思いやりがある天華さん等身大のお役という印象です。髪型も貴族らしくパーマをかけてらしてよかったです。