8月2日(火)に四季劇場[秋](東京・浜松町)にて開幕するミュージカル『マンマ・ミーア!』東京公演開幕です。本日開幕!!
四季芸術センター(横浜市・あざみ野)では、連日稽古が行われています。
舞台はギリシャの小さな島。結婚式前夜に起きた騒動の中で、母娘の絆や人生を謳歌する人々の等身大のドラマを描いた物語です。
誰もが一度は耳にしたことのある「ダンシング・クイーン」や「チキチータ」など、世界的ポップスグループ”ABBA”のヒットナンバーで構成された音楽も魅力の一つです。
劇団四季の配役
劇団四季はスター制ではないので、同じ公演を違うキャストで上演するのが常です。
「マンマミーア」も初演から14年経ち、当時娘役だった女優さんが母親役を演じたりします。
最初から観ているファンはそれが楽しかったりします。
進行する演出スーパーバイザーは、2002年の日本初演時からロージー役を演じ、長年本作に携わっている青山弥生さん。この方は四季アクトレスの重鎮です。溢れるようなエネルギーと勢いに満ちている作品だからこそ、言葉の一つ一つを大切に、「しっかり意味を伝えること」を意識して稽古を進めていらっしゃいます。
ある日の稽古場
この日小返し稽古(場面ごとに繰り返して行う稽古)を行ったのは、1幕中盤、主人公ドナが長年の友人・ターニャとロージーに「娘の父親が誰だか分からない」と打ち明けるシーン。気丈に振る舞ってきたドナが自身の過去に対して初めて後悔の言葉を口にし、友人たちに大いに励まされるという重要な場面です。
見守る青山は、「何が主語で、何が結論なのか。長い言葉は分解するとどういう意味になるのか。そう考えてみると、自然と話し方が変わるはずです」とアドバイスを送ります。
俳優たちはその指摘を着実に自身の表現に還元するべく、何度も練習を繰り返しました。
その後は場面を通しての稽古が行われ、稽古場はまさに劇中ナンバー「ダンシング・クイーン」に歌われる「人生は最高だよ」というフレーズを体現するようなエネルギーとパワーに包まれました。
連日の暑さに負けない、熱い稽古を行っている『マンマ・ミーア!』は、10月下旬までの期間限定公演です。
私もお盆に観に行きます!
まだまだ8月~10月のスケジュールは空きがあります。夏休みに一度観劇されるのはいかがでしょうか。