「グレートギャツビー」は、ねねちゃんが憧れていた作品だそうです。ヒロインでご出演おめでとうございます!♪
そして、脚本・演出は小池修一郎先生。外部でも活躍していますね!
今年2月舞台「ビッグフィッシュ」以来のねねちゃんヒロインです。赤根那奈ではなく、夢咲ねねさんで出演されます。本作品から芸名に戻すそうです。
ご本人のコメントは
この作品から、もう1度【夢咲ねね】に戻すことに決めました。 退団してから一年半、本名の自分、本来の自分がわからなくなり、自分を取り戻したいと思い、過ごして参りました。1年半経って、私の今まで歩んできたすべては、やっぱり【夢咲ねね】でつくられているんだ。 と、改めて【夢咲ねね】に向き合えることができ、舞台に、ミュージカルに心から向き合うことができました。 覚悟を決めた以上、今まで以上に己と戦い、真摯に取り組んで参りたいとおもいます。
とされています。私もねねちゃんは、「夢咲ねね」さんがしっくりくると思います。ねねちゃんはねねちゃんと呼びたいですね!
日程、会場
日生劇場(東京)
2017年5月8日(月)~29(月)
梅田芸術劇場
2017年7月4日(火)~16日(日)
キャスト
ジェイ・ギャツビー 井上芳雄
芳雄さんの舞台は最近では、「ナイスガイインニューヨーク」を観て、コメディもいいわ!と思っていた矢先、正統派格好いい男。
ジェイは出自が良くないのでデイジーと結婚できず、戦争から帰ってきたら大富豪になって戻ってきた、すべてはデイジーのために。デイジーの屋敷の対岸に豪邸を構える、ちょっと恐ろしいくらいの執着です。
裏社会ともつながり、違法も侵しながらのし上がっていく、影のある男を、恋により終結します。デイジーのためだけに生きてきた切ない男を、ミュージカル界の老舗、クールな芳雄さんが演じます。いつまでも変わらず若々しいです。
デイジー・ブキャナン 夢咲ねね
ねねちゃんは、「グレート・ギャツビー」がお好きだったのですね。ヒロインでのご出演おめでとうございます!
宝塚でも屈指の美女が演じてきたデイジー。州で随一の美人と評され、二人の男性に愛される華やかな美女です。ねねちゃんにぴったり!
美貌の持ち主も幸せではなかった。後悔の日々を送るデイジー。幸せってなんだろうって考えてしまいます。デイジーは自分の罪で破滅してしまう。それをジェイが肩代わりしてくれる。罪の共犯なんですね、そのあたりがこの話の面白いところです。
トム・ブキャナン 広瀬友祐
「ロミオとジュリエット」でティボルトを演じた広瀬さん。私には熱い男のイメージです。トムはデイジーを手に入れると急に冷めてしまうけれど、典型的な見栄を重視する男という感じです。
デイジーの心がかたくなに開かなかったからだと思いますが、嫉妬に狂い、彼女を振り向かせようと腹いせにマートルと付き合ってる、そんな気がします。でも逆効果だと思います。
仮面夫婦の典型です。実際トムはDVだし、デイジーはお高く留まっているし。
マートル・ウィルソン 蒼乃夕妃
まりもさんとねねちゃんが共演するのは、星組以来ですね?!「大王四神記」が最後のような気がします。
そして、本公演では本妻と愛人でぶつかり合う!そうそうやり合うシーンはなかったと思いますが、マートルは何でも口走ってしまう思慮に欠けた女性なので、育ちの悪さとトムへの執着が見どころです。
トムとマートルは不幸な結婚をした二人という絆で結ばれています。
ニック・キャラウェイ 田代万里夫
「いい人」ニック。初演では、一路真輝さんが演じておられたんですね。ニック見た目からして、田代さんにぴったり!!
ニックはストーリーテラーでもあり、このドロドロした話の清涼剤的な存在です。ニック自身の恋もさわやかに描かれていたのが宝塚版ですが、東宝版はどうでしょうか。
まとめ
これまでに宝塚版と東宝版とある作品は、例えば「エリザベート」、「1789バスティーユの恋人たち」「ロミオとジュリエット」などは、東宝版の方が、人間らしい部分、裏切り、嫉妬などをより鮮明に演出されてきました。
本公演でも、宝塚では、”朝日が昇る前に”の歌が印象的ですが、そんなキレイなものでは済まなくて、もっと歯を食いしばって悔しい思いをしたジェイの人間性を描いているのではないかと思います。
5月東京公演が楽しみです。