「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」
この作品を一本ものにして、丁寧に描いたのが小池先生すごい!!
時代背景、時間の経過、友情と絆、恋を丁寧に描いたのがわかりやすかった!
ひとりの男の人生に引きつけられていました。
感想
ヌードルス 望海 風斗
ヌードルスの人生を観て、胸がしめつけられました。
望海さんが長年積み上げた役の中で、私はこの役が一番
好きだと思いました。
ファントムや土方歳三もハマっているけれども、一番望海さんが演じて
フィットしてるというか、男性の苦しみや優しさってこういうのか、と。
この時代に生きた人は、男も女もみんな必死だった。
ヌードルスがとても魅力的で、魅力的なはずなのに、
一人の女性と一時激しく恋し合っただけ??
人生にやり残しがたくさんありそうで切なかったです。
デボラ 真彩 希帆
野心的なデボラ。
デボラが頂点を目指さず、ほどほどに可愛く売れるだけなら
ヌードルスと平穏に生きられたと思います。
この時代の成功した女性像でもあり、また、女性が活躍するのも
大変な苦労がある時代だったんだと思いました。
マックス 彩風 咲奈
頭がよくて、切れ者で、でも人情や仲間への優しさがあるマックス。
咲さんは、丁寧にマックスを演じていました。
私は、咲さんの芝居が好きです。
花組男役のような華やかさも好きですが、じっくり丁寧なザ・雪組男役、
彩風咲奈の実力がふんだんに詰まったマックス、最高でした。
背が高く、後ろの席でもとても印象的に映りました。
ジミー 彩凪 翔
マックスが対等に頼るほど、ジミーも相当切れ者なんだと思います。
労働者階級から、最終的に権力を動かすほど切れ者を自然体で演じた凪さま。
また、凪さまの老け役を観たことがなかったので、新鮮でした。
キャロル 朝美 絢
あーささんの変貌がすごい。
雪組での魅力開花がすごい。
プロローグとフィナーレは、きっちり男役で登場しているのが
2度美味しい感じかな。
キャロルは一途でとてもチャーミング。
あーささん、女役に転向はイヤだと思いますが、
宝塚後の人生も舞台人として保証されるほど、素晴らしい女役でした!
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東京公演初日「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」