東京公演「異人たちのルネサンス」 感想

まもなく千秋楽の「異人たちのルネサンス」。
どういう意味でこのタイトルをつけたのかと思っていましたが、
このお話を観ると、タイトルつけづらい感じですね。

ストーリー全体は、まったりとゆっくり流れ、陰謀と階級による貧困が、ゆるく毒のように体を巡るような
感じです。「白鷺の城」がスピーディに歯切れよく進んだ分、間が伸びてるよう感じました。
最終的にレオナルドとロレンツォは生き残って、それぞれ才能と財によって決別できるが、傷は深く残るという終わりですね。

お話的には大劇場は広いのかな、小劇場でも成り立つストーリーであるのかなと思いました。

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感想

レオナルド  真風涼帆

髪型が無造作で素敵ですね。
人物像が分かりずらい設定でした。
カテリーナだけに執着しているのも自分の生い立ちに似ている色が強かったです。
メディチ家でカテリーナに出会って、初恋の人に会った驚きの表情はよかったです。
ゆりかさんの憂い顔、笑顔より好みです。
主題歌が耳馴染みし、素敵な曲です。

カテリーナ  星風まどか

若くても苦悩を抱えた難しい役。
まどかちゃんが、立っているだけで色気ある女性を演じて、この一年で成長されたんだなーと。謎めいた微笑。モナリザのモデル??と思わせる瞬間がありました。
みずみずしさと熟し始めた実を持ち合わせて、来年も楽しみです。
まどかちゃんは、大人の役が合う!先見の目を持った劇団の幹部、すごいです!

ロレンツォ  芹香斗亜

キキちゃんの悪役!悪役の貫録もばっちりです。
討たれても死なないところが、強者の証!
キキちゃん、声がよくて通ってすごく聞きやすい!
フィナーレのヘアスタイルがキキちゃんの正統派とは違って新鮮でした!
この群舞はすごい!

グイド    愛月ひかる 

愛ちゃん不気味さ担当になっている…
グイドとカテリーナは二人の間で何かあるんじゃないか??と感じさせるほど少女趣味というか、
気味の悪い司教でした。
癖のある役はお手の物で、宙組最後を見納めました。
フィナーレの司教たちの群舞?の髪型が若がえっていて素敵でしたー。

ジュリアーノ 桜木みなと

ずんちゃんお顔痩せちゃって…
私は丸っこいずんちゃんが好きでしたのに。。。
「天は赤い河~」に引き続いて死ぬ役、ちょっと可愛そう。
でも髪型といい、衣装もよく似合ってましたー。

イザベラ 遥羽 らら

きれいどころイザベラ。
ららちゃんの可愛さ、セリフ回しのうまさが目立っていました。

サライ 天彩峰里

少年役が多いみねりちゃん。
今回もキーパーソンの一人です。
男役の声や恰好がサマになってうまかったです。
お顔が天使みたい!!
かなりキュート。
歌うまで、エトワールもうまかったです。

まとめ

ベリーダンサーの綾瀬 あきなさん、腹筋が割れていた!酒場の歌手風馬 翔さん、最後でしたが存在感たっぷりでした!

フィナーレのモナリザ風の娘役さん達、髪型がみなさん地毛と飾りっけないのが斬新でした。男役の群舞は司教とは思えないファンキーもよかったです。

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