スカイステージ「スター・ロングインタビュー」。この番組は娘役さん版もあるのですね。
もともと花組は桜乃彩音さん、蘭乃はなさんが好きでしたので、下級生の娘役さんはよくわかりませんでした。
仙名彩世さんについて
花組生え抜きのトップで、とてもうれしいです。
私にとって仙名彩世さんは、『エリザベート-愛と死の輪舞-』ヴィンディッシュ嬢です。
最近オフが特に可愛くなったゆきさんのこれまで振りかえってみます。
印象に残る役
「ミー&マイガール」マリア公爵夫人
このあたりから強烈に印象づきました。この若さでマリア公爵夫人??と思いましたが、
声や表情、髪型で、きれいな中高年になりました。この役は多少若い方が華やかに見えるんですね。
新しい発見でした。
「For the people」メアリー
ヒロインもリンカーンは恐妻家で有名でしたので、ヒロインを妻にすると
ちょっと大変なことになる…と思っていたのですが、とても理解ある芯があるお嬢様でした。
「金色の砂漠」アムダリヤ
この時すでに娘役2番手でした。娘役も2番手、3番手を明確にしてもいいのでは…と感じます。
控えめな役とはいえ、トップ娘役を食ってるくらいの存在感でした。
「仮面のロマネスク」メルトゥイユ侯爵夫
イメージは法院長夫人ですが、メルトゥイユの方が魅力的でしたねー。
現代的な女性だから共感できるというか、スカーレットみたいな女性です。
「邪馬台国の風」邪馬台国の女王ヒミコ
トップお披露目としてはちょっと地味だったかな~という印象です。
「ポーの一族」シーラ・ポーツネル男爵夫人
持前の抑えた演技の中で色気と妖艶を放つ役でした。
シーラはなかなか原作に近いと感じましたし、ビジュアルも研究されていました。
艶さが増した公演でした。
まとめ
初舞台での瀬奈じゅんさんとのちょっとしたエピソード。
花組育ちの生え抜きで、上級生娘役さん、特に桜一花さんとの関係は深いように感じました。
桜さんも可憐な花娘でしたし、愛らしい上に演者というのが印象に残ります。
仙名さんは、その脈を受け継いでると思います。
私が感じたのは、
「役者」だと思いました。「娘役」にとどまらず3枚目やコメディもできる役者だと思いました。
宝塚に憧れて入学したわけではないのに、成績優秀であるがためにたくさんの役を経験した。
たくさんの役が来るので、研究し続けなければなかなった。
追及しても芸に終わりがないことを知った。
だから、これからも宝塚の枠にとどまらず色んな挑戦がしたいと思っている。
そうやって、おのずと道を開いていく。ものすごく頼もしいトップさんだと感じました。