珠城りょう流『エリザベート』魅せます

月組トップスター、たま様、最近トップらしくなってきたと感じます。

暑い真夏の中、お稽古に励む月組のみなさん。体調に気を付けてほしいと思います。
今回で「エリザベート」の宝塚上演は1996年の雪組による初演から今回で10度目の上演。
何度観ても、どなたが演じても感動し、わかっているのにゾクッとしてしまうのはなぜでしょう。
この作品、今度私は何度観ることがあるんだろう、とも考えます。

10代目トートのたま様。
2009年月組公演でも下級生として出演されていました。

取材会で「今までの諸先輩方へのリスペクトはもちろん大事にしつつ、自分たちなりのものが作り上げられれば」
という、たま様は精神的にも太いなと思います。

「雨に唄えば」の挨拶の際も噛みまくっているのに、ずっと突っ走りしゃべるような、失敗を失敗にしないところ、
それがトップには必要なのかな?!
なんて感じます。

トップさんといえば、満を持して完璧な方が就任!というイメージですが、
たま様がトップになった頃は、大丈夫だろうか…
という気持ちがありました。
しかし、「ALL FOR ONE」、「雨に唄えば」などはとても等身大なトップさんだな、とても好感を持っています。

たま様の魅力。
ずばり、完璧でないけど突っ走る。今できる一番いいものを届ける。これを生き生きとやっておられる。
ちょっと苦手なこともありそう、と親近感がわく。
これではないでしょうか。トップだから完璧というのではく、愛嬌があり一生懸命。

トップ娘役を務めた愛希れいかさんの支えも当然、たま様の人気につながっていたと思います。
「雨に唄えば」を観て、なんだか余裕ができて、これからは相手役を育てられるかも?と感じました。

歴代のトートともひとあじ違う閣下を観たいです。
今までは重厚なイメージでした。
死神と言う名も当てはまるような。
でも、まー様のトートは青年貴族にも感じました。
生き生きしてもいいと思うのです。
さて、たま様は?!

公演楽しみですね♪

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