東京~名古屋遠征してまいりました~。♪遠出の観劇って楽しい♪
私は中日劇場は2度しか行ってないですが、これで最後かと思うと、地下飲食店街のにぎわいも劇場の売店も少し名残惜しいです。
この日、私は1階席後方でしたが、同じ列に天彩峰里ちゃんが来ていました!宙組のお稽古お休みだったのでしょうか?!
開演直前に金髪の可愛い人が3つくらい離れて座ってらっしゃいました!ショーはご自身も出演した作品ですので、思い入れあったのではないでしょうか。
さて、念願の「うたかたの恋」。大好きな作品の感想を少し書きたいと思います。
感想
ルドルフ 紅 ゆずる
紅さん自身が明るいイメージですので、その辺りが悲壮感より、マリーを知り、幸せを強調した、幸せに焦点を当てた演技で、今までにないルドルフだなあと思いました。
髪型もクラシカルで、私は紅さんのコミカルより貴公子な役が好きです。
マリーを見守る目や言葉がとても温かくて、本当につかのま幸せだったのだなと感じます。幸せって長ければ惰性や薄情につながるので、名残惜しい方が幸せなのかなと思いました。
マリー 綺咲 愛里
あーちゃん、可愛すぎます!!休憩中も観客のお姉さま方が口々に「あーちゃん可愛い可愛い」を連呼していました。
声もお嬢様らしく上品で、ルドルフを見つめる瞳が愛らしいです。
ルドルフの悲しみと苦しみを全部受け止める、こんな恋人いるんですか?!しかも、多くを求めない…なんていう天使でしょう。男性の理想、マリーですね。
フリードリヒ公爵 凪七 瑠海
個人的にはカチャさんのルドルフが観たいと思いました!カチャさんが演じるとシメさんに近いのかなあ…?
フリードリヒでは役不足の感じが…
カチャさんはスター路線なので、北翔海莉さんのような主役で作品に迎えたらどうでしょう。3拍子そろっているのでフリードリヒではもったいないというのが感想です。役は官房長官で腹に一物あるなという役作りは余裕でした。
エリザベート皇后 万里 柚美
お顔だちが高貴で見た目で皇后の雰囲気が出ています。
皇帝と並ぶと少々無理が生じているような。組長がエリザベートなら皇帝は英真さんorハッチさんでよかったのでは?
ジャン・サルヴァドル 七海 ひろき
ひろきさんの軍服がまず素敵でした!!やはり軍服のお話っていいですねー。
政治的に対立している従兄弟というより、心優しき友ジャンを見守る役づくりですね。舞踏会でステファニーの怒りを納めるダンスは、もっと激しく荒々しくてもよいのでは?
ミリー 音波みのり
可愛くて、しっかり者のミリー。ジャンに抱きついたり、目を合わせて微笑んだり、ルドルフができない普通の恋人を演じています。少々役不足のような。
はるこさんにはステファニーを演じてほしいと思っていました。皇太子妃の威厳や裏切られた悲しみを、いい女はるこさんに表現してほしかったです。
ヨゼフ皇帝 十碧 れいや
れなちゃんは白髪にしてるけど、やっぱり若い!そしてかっこ良すぎる皇帝です。
政治的にルドルフと対立してるのを前面に出していて、それは、きつい感じでわかります。
それでも愛情があるという表現は、今少し・・・という感じでしょうか。
れなちゃんには、最近十輝いりすさんに似てきたなあと感じます。
ステファニー 星蘭 ひとみ
少ない出番ですが、高貴なので注目を集めます。頑張ってます。星蘭さんならミリーが合っていたのでは…と感じます。ステファニーは誇りや意地があり、マリーにはない高貴さがあります。
ベルギー王家出身で、出自は完璧なのに、なぜ、夫に何度も裏切られるか?そんな屈折感が常にあったと思います。
そんな鬱憤を舞踏会で爆発させてほしかった。マリーを見つめる目やルドルフを軽蔑するような視線に想いをこめてほしかった。そうでないと、ただ性格のキツイ皇太子妃に見えてしまいそうです。
ゼップス 大輝 真琴
記者らしく、若々しい印象につくっていました。マイケルさんならフリードリヒもよかったのでは?と思いました。
フェルディナンド大公 極美 慎
人の良い貴公子っぷりがにじんでいました。同じ従兄弟なのに、ジャンとルドルフのように親友になれないのは、フリードリヒが背後にいるからでしょうか?
背が高くて美貌の極美さん、有望です。
まとめ
大好きな「うたかたの恋」。ラストの雪の中でデュエットダンス、宝塚ですねえ。これがあるから救われる。考えさせられるのは、広い世界で「死」しかなかったのでしょうか?
「うたかたの恋」は成り立たないですが、身分も名前も捨て、南国で暮らすのはできないのでしょうか?あの時代は許されないのでしょうか?
誰にでもできることじゃないから、名作なんですね。