『 柳生忍法帖』剣術、スピーディな立ち回りが魅力の一つでした。
圧巻の男達の命のやりとり。
感想
柳生十兵衛 礼 真琴
女が惚れる、男も惚れるいい人間という印象。
女達を助けたいと思う労り、最後のゆらへの優しさ、強いだけでなく
人間が優しいと感じます。
眼帯姿の武芸者、踏みにじるものを嫌い剣が強いヒーローでした。
格好良すぎで目が離せませんでした。
さすが、
文化庁芸術祭賞 演劇部門 新人賞受賞者です。
芦名銅伯 愛月 ひかる
100歳超えでも、美があるのが宝塚。
怪物のようにしないでよかったー!
美しさと妖しさのある銅伯です。天海僧正の一瞬も素敵でした。
何十年前の回想で黒髪の銅伯もよかったです。
鬼気迫る怨念が100歳超えまで生きる動力担ったのかと思いました。
漆戸虹七郎 瀬央 ゆりあ
七本槍の中でビジュアルがキレイ系と鬼系にわかれる中、
美しい瀬央さん。漆戸は、ゆらに恋してるのでしょうか?
銅伯の忠実な家臣ですが、十兵衛の腕も試したい人間らしい人物。
沢庵和尚 天寿 光希
和尚の十兵衛を見守り、理解者なところ、天寿さんのイメージにぴったりでしたね。
すごくホッとするお役で好きです。
天寿さんがいてお芝居が一層引き締まります。
七本槍
「七本槍」というと秀吉の部下を思い出しがちですが、
漆戸も入れて7人の銅伯の部下。各自個性が溢れていますが、
大まかに3タイプと思われます。
具足丈之進(漣 レイラさん)、司馬一眼房(ひろ香 祐さん)は鬼のようなメイク。
荒くれ者。
鷲ノ巣廉助(綺城 ひか理さん)、香炉銀四郎(極美 慎さん)は非道だけど
スマートで美系な猛者。
平賀孫兵衛(天華 えまさん)、大道寺鉄斎(碧海 さりおさん)は
キレると怖いイカレてる系の部下。