バウ公演『ステップ・バイ・ミー』千秋楽おめでとうございます!
普段は見ることができないバウの千秋楽。ノスタルジーな感覚かと思いきや
超人情物語。大丈夫なテーマか?
”大切な人にもう一度会いたいと願う心” は大事なのだけど、最後は結局どうなったんだ??
少しモヤってしまいました。
ただ、キャストのみなさんの成長譚がとても感じられました。特に印象に残ったのは・・・
感想
ユージーン 華世 京
たくさんのセリフをしゃべり、感情も露わに過去との劇中劇風に交わって難しい演技だったと
思います。今は過去から繋がってるけど、最初はわがままスターのごっこ遊び?と思ってしまう。
青春の多感な時期にあちこち上手くいかず、消化不良のまま現在に至るので仕方ない。
ポスターの階段はDNAの、らせん状に今更見えてしまいます。
人生の時間がどのくらいあるかわからないけど、リリーとの約束を果たせたことで、
ユージーンは次のステップへ向かえるのかもしれない。
そのときわからない事も今はわかる、そんな成長譚かもしれません。
リリー/エイミー 星沢 ありさ
親の思い、恋人の思いに導かれて現在に至るヒロイン。難しい役だけども、きちんと一人に
見えます。しっかりしていて、勝ち気で健気なリリー。星沢さんの可憐さがぴったり。
歌も上手くて、スタイルも良い。地毛で演じてたような?
華世さんとは並びが相性よく感じました。
ライアン教授 英真 なおき
いい教授なのだろうけど、踏み込んではいけない領域にいってしまったような。
公になると逮捕なのだろうか・・・?作品はそういうことが大事ではなくて、
大事な人を取り戻したい人間的な人物。英真さんがいい雰囲気を作ってました。
ロナルド 奏乃 はると
厳しくも家族のことは愛している父。英真さん同様、大人チームは優しく見守ります。
ケビン 真那 春人
芸能界の人間という感じ。見た目の派手さが印象的。
ベン 諏訪 さき
諏訪さんのアメフト姿を拝見できるなんて。見た目と中身の違いを象徴しているような人物。
みんなの中心な存在で大人になってもいいお兄さん。
フレッド 眞ノ宮 るい
ユージーンの兄でありながら、かなり変貌する。スーツ姿になったフレッドが素敵。
家族っていい、ユージーンともわだかまりが解けていくのがいい。
ジャック 咲城 けい
教授と共に危ないテーマに取りかかる真面目な青年。でも悪って感じじゃないですね。
ミステリアス感がありますが、結局遺伝子は諦めて別の研究をするのか?
リッキー 紀城 ゆりや
アメフト部の一員。この部はベンばかり目立ちました。全体的に控えめな出に感じました。
ジェシカ 華純 沙那
アメフト部の一員。ダンスの見どころやリリーとのやりとり、かなり目立つポジション。
ベンもいるし、華純さん、元気に可憐にかわいかったです。
アリソン 白綺 華
可愛い娘役さんといえば、白綺さんも。等身大の女の子で、普段はこんな感じなのだろうと。
私の中では王妃様な印象が強いので、ガラリと女子っぽい感じが新鮮で素敵だった。
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