中日劇場公演『うたかたの恋』『Bouquet de TAKARAZUKA』。これから観に行く方も観に行った方も、行けないわ！という方も、楽しめる今回のNOW ON STAGE。
お稽古着もロイヤルな印象です。紅さんは、王子役は以外にも初なんだそうで！
座談会には紅ゆずるさん、綺咲愛里さん、七海ひろきさん、凪七瑠海さん、音波みのりさん、十碧れいやさんがご出演。
『うたかたの恋』『Bouquet de TAKARAZUKA』について語りあいます。星組での「うたかたの恋」は2回目。
出演者みなさんも「うたかた-」ファンなんですね。
「うたかたの恋」について
私が「うたかた-」を観たのは2回。宙組凰稀かなめさん版、映像で1993年星組紫苑ゆうさん版を観たことがあります。お二人ともルドルフがイメージ通りでした。繊細な心を孤独がむしばむ。
25年前のは、とても新鮮でした！！マリー役の白城あやかさん（中山秀征夫人）のみずみずしいこと。私は白城マリーが大好きです。表情がくるくる変わって可愛らしい。あまり考えてつくってないような自然なんです、なりきっている！
紫苑ゆうさんのルドルフ好きかも…25年前と現在のシメさん、お変わりないですよね。スカイステージでゲスト出演されたのを見ても、スタイルといい、ファッションセンスといい、生涯現役な香りが…
25年前のブラッドフィッシュ、ジプシーの踊り、皇帝陛下の一樹千尋さん、すべてが躍動感ありました。凄みがあるというか。
宙組もテルさんもルドルフのイメージが合っていて好ましかったです。みりおんは優等生のマリーという感じです。
私はマリーには大胆な挑戦を感じるのです。幸福と不幸が混じっている目の色をしていると思うのです。その意味で白城さんは上手だなと思いました。
みどころ
ルドルフ＆マリー
さて、
今回マリーを演じるあーちゃんには、幸福と不幸の演技ができると期待しています！あーちゃんの情感ある演技は好きなんです。アイドル風な容姿に地声が低く落ち着いているので、シリアスな芝居が期待できると思います。
紅さん。ルドルフを内面から考え研究されているようでした。現代的な紅さんのエッセンスが入ったルドルフが楽しみです。
ジャン＆ミリー
七海さん。金髪と軍服が似合う心優しきジャン。物語では語り部です。2番手銘柄ですが、の出番が少ないのでもったいない。
ミリーは衣装が可愛いですよね。ただの可愛い恋人ではなく、この二人も色々乗り越えてここにいる、というような雰囲気を出してほしいです。
皇帝フランツ
れなちゃん若くない？皇帝イケメン過ぎない？れなちゃんにとっては大きなお役。中年感をたっぷり出してほしいです。
フリードリヒ
前作より星組になじんできたカチャさんも引き締めてくださいます。
もうちょっとね、出番を作ってあげたいです。個人的意見ですが、星組子になってしまえばいいのに…
ゴージャスな組の雰囲気もトップとの均整もとれているし。このまま専科で、というのがもったいないです。
やはり専科さんは芝居濃度を埋める副組長クラス以上で固めて、スターは組子のままでいいのではないでしょうか？トップスターより上級生のスターがいてもいいじゃないでしょうか。
沙央さん、星条さんが退団を発表され、カチャさんファンも気がかりですよね。宝塚はみんなの青春だと思います。組織体制は今一度研究願いたいです。
