東京・浜松町の劇団四季専用劇場である「春」(ライオンキング専用)、「秋」が来年6月で建て替え工事のため休館することになりました。私のホーム劇場なので、上演が少なくなるのは心配ですが、隣接する「自由劇場」はこれまで通り上演を続けるそうです。
自由劇場は小劇場で「エクウス」などストレートプレイを多く上演しています。
今後の跡地計画
東京・浜松町の劇場敷地はJR東日本が所有しており、劇団四季が間借りしている状態です。
今回は、2020年東京オリンピックの開催までにJR東日本が、5階建て劇場棟と宿泊施設+高層ビルを建設予定だそうです。
東京宝塚劇場みたいなイメージでしょうか。1階、2階はショップやラウンジで3階から劇場になる感じでしょうか?
現在ロングラン中の「春」劇場での「ライオンキング」は品川にある「夏」劇場で来年7月からスタートするそうです。
集客について
劇団四季の前代表、演出家でもある浅利慶太氏がJRと強力なパイプがあり、敷地に専用劇場を建設して、駅近な劇場を作り、JRの利用との相乗効果がありましたが、今後はJRが建て替え後に劇場棟で上演予定ですが、時期については未定だそうです。
そうなると東京都心では、専用劇場が「春」「秋」「夏」「自由劇場」「海」(「アラジン」を上演中)の5劇場を持っていますが、20年春までは3劇場となるため、集客力が問題です。一時的収益ダウンになります。
そのためか、来年3月から半年間神奈川KAAT芸術劇場で「オペラ座の怪人」が上演されます。
また、東京都心部に「キャッツ」の上演も計画中だそうです。どの劇場になるかは未定です。
まとめ
JR東日本の再開発事業の一部に劇団四季も組み込まれた感じではありますが、長年の連携・業務提携をもって、東京五輪に向け周辺一帯が更に発展していく事を望みます。
ウォーターフロント地域なので、宿泊とレストランと劇場が一体になれば、今より集客も増えるのは間違いないです。
個人的には、「春」が休館だからといって、ロングラン中のライオンキングより新作やより人気のある作品を「夏」劇場で上演してもらいたかったです。ロングランの記録を伸ばすより、新作の方がいいからです。そこは、他劇場でカバーという感じでしょうか。