ひとつの宝物が初日を迎えて 東京公演『グレート・ギャツビー』

月組東京公演初日が開きました。おめでとうございます!!

大劇場の悔しい日程は記憶に新しく、東京では予定通りに幕開きでうれしいに尽きます。

東京では夜公演があるんですよね。仕事を定時で切り上げ劇場へ向かう日々は

懐かしい夜の文化活動です。

公演できることの方がうれしいでしょうけれど、

生徒の皆さんもしばらく2回公演は体がしんどいかもしれませんね。

初日に先立ち、初演元雪組トップスター・杜けあきさん、元雪組トップ娘役・鮎ゆうきさんが

通し舞台稽古をご覧になったとのこと。

私は映像で拝見しており、当時はビデオを繰り返しみておりました。

「朝日がのぼる前に」この曲を歌う二人のギャツビーについて。

杜さんのギャツビーは自信満々に見えました。

苦労して手に入れた地位を堂々と謳歌している、そんなギャツビーでした。

月城さんは、淡々と頭の中で噛みしめているような、追憶に浸っているような

少し違うギャツビーに見えました。

初演もスカイステージであったらいいですね。

デイジーについて。

「きれいなおバカさん」。私はおバカさんがきれいでなくなったら、

このことを心配しています。キレイは武器なんじゃないか。

それに、おバカさんってどういうことなんでしょう。

嫌な事、辛いことを見て見ぬフリをする、知らない、感じないフリをすること?

だけどそんな人間だったらキレイでも相手にされなくなるのでは。

自己防衛のためにおバカさんを演じることを選んだデイジー。

その環境が過酷だなと観じます。

上流階級で暮らし続けると、自分を押し殺して贅沢を選ぶのもアリなのでしょう。

キャストの皆さんと関係者の方々が東京公演を乗り切れますように!!

前回の記事↓

若さと富と謎に包まれた紳士『グレート・ギャツビー』

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