『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』東京公演
無事千秋楽を迎えました。おめでとうございます!!
長い東京公演という印象。暑い夏からこの頃は一気に秋となりました。
宙組らしい上質な大人っぽいお芝居。これが映画なら続編を期待したいところです。
脇を固めるキャストそれぞれがいい演技で、お芝居がぐんぐん引き締まっています。
感想
ホームズ 真風 涼帆
女性に対しては過去に悲しい思いがあるので恋はしないと誓っていても
アイリーンに惹かれているところが自然過ぎてとても素敵。
真風さんの可愛らしい瞬間もたくさん見れる役。
ホームズ像というのは、緻密で冷静で、
対戦相手には必ず勝つ算段がある頭脳派ということでしょうか。
警察も探偵に頼っていた時代というのが興味深かったです。
人間味があって冷静に相手を思いやるというのが真風さんの当たり役と思います。
アイリーン 潤 花
単なる美女ではなく、人生に疲れた表情が新しいヒロイン像と思いました。
リアルヒロインがうまい、じゅんはなちゃん。
一癖も二癖もあるアイリーンを素敵にまとめた感じです。
モリアーティ 芹香 斗亜
このお芝居でモリアーティが一番印象に残ります。
狂っている(と思われる)のに妙に紳士気取り、
優しげに話したり、ものすごく冷酷になったり。
高い頭脳を持って世界的犯罪をしようとする動機がよくわからない。
自分が正しいと思っているから?!
ただ、キキちゃんが演じた悪役の中で秀麗で一番不気味に感じました。
ワトスン 桜木 みなと
人情があってほっこりする役。
謙遜してるけどホームズにとってもワトスンが大事な存在なのでしょう。
桜木さんの声がとても心地よく台詞も歌もしっくり染みます。
メアリー 天彩 峰里
控えめでも芯がしっかりしてそうなメアリー。
こんな女性と結婚できたら幸せでしょうね。
みねりちゃんの表情や声が優しくてとても癒されます。
レストレード警部 和希 そら
和希さんはいつからこんなに大人っぽくなったのでしょう。
ちょっとびっくりするくらい男っぽく感じました。
役柄からいつもの爽やか青年ではなく中年に見えました。
心ではホームズを信頼して好いているのが心地よい役作りでした。
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